賢さん通信78号

「43点」のお弁当

こんにちは!株式会社琉球補聴器、代表取締役の森山賢(けん)です。賢さん通信第78号をお送りいたします。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、先日、妻の検査入院があり、しばらくの間、私が子どもたちの食事の用意、さらには次男(高1)のお弁当作りをしていました。今回はとくにその次男のお弁当作りを通じて思ったことについて書かせていただきます。

普段、ずっと妻に任せていた食事について、初めて私が担当することになり、最初は本当にてんやわんやでした。それこそ、連休中などは朝昼晩の3食。朝ご飯を用意するにも普段より1時間くらい早く起きる必要があり、子どもたちがそれを食べ終わったと思ったら、今度はもうお昼ご飯を考えなければならず、それが終わったらもう夕飯のことで頭がいっぱいです。自分だけの食事ならまだしも、子どもたちが食べるものなので、できるかぎり栄養のことも考えて作るようにはしていましたが、あまりの大変さに妻の偉大さを感じずにはいられませんでした。

そして、今回、普段の食事とは別に毎日、次男のお弁当を作らなければなりませんでした。長男は寮に入っていますが、今年の春に高校生になった次男は自宅から通っています。

学校にもお弁当は売っているようですが、次男はそれがあまり好きではなく、ずっと妻がお弁当を作ってくれており、それをそのまま私がバトンタッチすることになりました。

これまで、子どもたちの遠足で1日だけお弁当を作るなどはありましたが、毎日というのは初めて。お弁当は当日の朝に作るわけですが、毎日、冷蔵庫の中に今何が入っているのか、余計な買い物はしないように、今あるものを基本とし、また、夕飯で残るものもありますので、それらも考慮します。

食べ盛りの高校1年生。二段弁当の片方は山盛りのごはん。ただ、そのご飯も白飯だけでは飽きるだろうと思い、油味噌を添えてあげたり、ふりかけをかけてあげたり工夫します。また、俗に言う「茶色いお弁当」にならないように、野菜もちゃんと添えて、ただ、それも同じ野菜だと飽きるかなと思い、いろいろ工夫し、そして、できれば毎回4品入れるように心掛けています。

お昼頃になると、ふと「今頃お弁当食べてくれているかなぁ?」と気になり、また「美味しかったかなぁ?」とも気になり、LINEで「今日のお弁当は何点だった?」と聞いていました。すると、次男は私に気を遣ってか「80点」とか「90点」といつも高評価をつけてくれていて、また、いつも残さず食べてくれていました。

ところが先日、同じように「何点だった?」と聞くと、夕方ぐらいに「43点」と返ってきました。私はびっくりして、何があったのか、とんでもない味付けをしてしまったのか、もう気が気ではなく「えーーーっ!なんで??」と聞くと、「箸が入ってなかった」とのこと。
私は自分が持っている「ごめんなさい」のLINEスタンプを全部送って謝りました。ちなみに、次男は友達が食べ終わった後に箸を貸してもらったとのこと。

そんなこともありつつ、毎日作っていると、だんだんコツも掴んできまして、お弁当作りが楽しくなってきている自分がいて感動しています。いずれにしても、妻の偉大さを感じずにはいられず、妻にはただただ頭の下がる思いです。また、いつも残さず食べてくれる次男にも感謝の気持ちでいっぱいです。


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