賢さん通信47号

9泊11日のアメリカ研修

こんにちは!株式会社琉球補聴器、代表取締役の森山賢(けん)です。賢さん通信第47号をお送りいたします。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、先日、アメリカで9泊11日の研修を受けてきました。以前、賢さん通信第39号で長野県の山奥で研修を受けたことを書かせていただきましたが、今回の研修も同様に沖縄の人材育成会社、株式会社MARC(マーク)さんが主催でした。

今回の研修は経営者が会社を発展させるために、会社の具体的な未来を緻密に考え抜くセミナーです。なぜ、わざわざアメリカで行うのかというと、沖縄にいながら四方八方を見渡し、世の中の変化に対応できるようになるのは難しく、東京でも事足りず、世界を見なければいけないということで、今回はアメリカでした。

12社18名が参加したその研修の場所はポートランド(オレゴン州)とシアトル(ワシントン州)ですが、観光はほとんどありません。それこそ、バスの数時間の移動中さえも研修です。毎日、朝早くから夜遅くまで研修が続き、平均睡眠時間も3~4時間という、これまた(長野の山奥の研修と同様に)過酷なものでした。

今回のアメリカ研修での学びや気づきは山ほどありますが、その中でも特に大きな2つを書かせていただきます。

1つ目が、アメリカでは誰もマスクをしていなかったことです。飲食店で接客をする一部の人がしているだけで本当にノーマスクでした。降り立った空港で見た光景にカルチャーショックを受け、アメリカはコロナが過去のものになったのだと感じました。

ただ、コロナに対して無防備かと言えばそうではなく、日本と同じかそれ以上に消毒液がいたるところに設置してあり、また、ワクチンを3回打ちましたという接種証明書があれば、だいたいどんな施設でもスムーズに入れるようになっていました。これがコロナと共生していくという姿なのかと、いろいろ考えさせられるものがありました。

2つ目が、マイクロソフト社で聞いたお話についてです。かつてあのビルゲイツといっしょに働いていた日本人の鷹松さんという方からとても貴重なお話を聞くことができました。ビルゲイツがどんな人だったのかというお話もとても興味深かったのですが、私の中で一番の学びとなったのはマイクロソフト社の姿勢でした。

実は、マイクロソフト社の社員は世界一わがままな社員と言われているそうです。ただ、ビルゲイツはわがままでも優秀な社員たちにいいパフォーマンスを発揮してもらうために、そのわがままに応える形で環境を整え続けているとのこと。

そしてです。そんなわがままを叶えてもらった社員さんたちが、今度はお客様の声を一生懸命に聞くようなのです。莫大な時間とお金と労力をかけて開発した商品でも、お客様は無責任に「使えない」とか「不便だ」と言ってこられ、ただ、そういったお客様のわがままを聞いて、それを解決するために会議を重ね、生み出された商品がほとんどのようなのです。これだけの世界企業になってなお、社員とお客様の声に真摯に耳を傾け続けていると聞き、また、それによって世の中を変え、発展してきたというお話を聞いて、驚きもありましたが、自分の考えと通じるものがあり、とても嬉しく思いました。

9泊11日のアメリカ研修。ここで得た気づきや学びを、これからの琉球補聴器の経営にしっかり活かして参ります。


賢さんのがんばる企業紹介!⑲富士葬祭さん

こちらのコーナーでは私森山が応援したい企業さんをご紹介いたします。

那覇市を中心に葬祭業を営まれている富士葬祭さん。こちらの平田社長は私の憧れです。お亡くなりになられた稲盛和夫さんの誠和塾でも学ばれている方で、保守的なイメージがある葬祭業の中で、どうすれば沖縄の役に立てるかと真剣に考えられ、どんどん新しいことにもチャレンジされています。とっても素晴らしい方が経営されている葬儀社さんです。