賢さん通信30号
はじめてのアルバイト
こんにちは!株式会社琉球補聴器、代表取締役の森山賢(けん)です。賢さん通信第30号をお送りいたします。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、先日のゴールデンウィークに長男と次男がはじめてのアルバイトをしました。長男(中1)から「お父さん、アルバイトしたい」と言われました。理由は何か欲しいものがあるからとのこと。お小遣いちょうだいではなく、自分で稼いで買いたいということで、その気持ちは大事だと思い、「わかった」とその話を受けました。
アルバイト内容は、琉球補聴器の胡屋店で開催するイベントのチラシ、それをポストに入れるポスティング。1枚1円で500枚。次男(小6)も「僕もやる」と入ってきました。私も経験がありますが、500枚でも相当な労働です。ただ、本人たちは何もわかっておらず、「500なんて楽勝だよ」と完全にナメています。
4月29日(祝)ポスティング1日目。子どもたちは2時間もあれば終わると思っていました。私は後ろからこっそりついていき、2人の様子を見ていましたが、予想通り大苦戦。そうこうしているうちに2時間が過ぎ、待ち合わせ場所に集合。「どうだった?」と聞くと、不完全燃焼でおもしろくなさそうな顔をしています。「どのくらい配った?」と聞くと、「50~60くらい」と答えます。「どう?500できそう?」と聞くと、困った顔。
私は今回のポスティングを通じて、お金を稼ぐことの大変さと、自分でやると決めたことをやり切るということを学んでほしかったので、事前に「本当にできる?」と確認をしていました。本人たちは「ぜんぜんやるよ」と回答していたので、私は伝えました。「自分でやると言ったらやろうぜ。お父さん、いくらでも付き合うから、夜までやってもいいからやろうぜ」と。再びポスティングをしましたが、結局、その日は300枚もいきませんでした。帰りの車の中で「どうする?余っちゃったけど、もうこれお父さんがやろうか?」と聞くと、「明日やる!」とのこと。翌日は平日でできませんでしたので、翌々日に再び実施することになりました。
5月1日(土)ポスティング2日目。本人たちはやる気に満ちていたのですが、あいにくの雨。チラシが濡れたら困ると、本人たちも遠慮しながら配り、結局、何十枚か余ってしまいました。「どうする?」と聞くと、「また明日やる!」とのこと。
5月2日(日)ポスティング3日目。子どもたちはあと少しで配り終えますが、私の分が200枚ほど残っていました。「お父さんの分もあるから皆で配ろう」と言うと、「やるやる!」と言って、最終的には全部を配り終えました。
終わって家に帰る車の中、2人はぐったり寝ています。500枚配って500円。やると言ったことをやり切る。きっと大切なことを学んでくれたと思います。3日かけてやり切ってくれた2人には、500円とは別に、おまけにマンガを1冊買ってプレゼントしました。とてもいいゴールデンウィークになりました。
■追伸:先日、来春卒業予定の学生さんたちに向けた合同企業説明会が実施されました。就職活動をする学生さんたち。それは自分の子どもたちの10年後の姿でもあります。昨年から続くコロナ。学生さんたちを見ていても、どこか不安げです。今の苦労は必ず報われますので、なんとかここは顎を上げて、前を向いて頑張ってほしいと心から思っています。
賢さんのがんばる企業紹介!③沖縄ホテルさん
こちらのコーナーでは私森山が応援したい企業さんをご紹介いたします。
現在、休館中の沖縄ホテルさん。こちらの宮里社長は私の勉強仲間でもあります。社員さんをとても大事にされていて、休館中ですが誰もリストラしていません。ただ、仕事がありません。そこで宮里社長は、お取引先へ社員さんの出向の相談に奔走されています。社員さんを守り、会社を潰すまいと頑張っておられます。沖縄の観光産業をもう一度盛り上げる大きな力になってくださると思いますので、再開されるのを楽しみにしていてください。