賢さん通信46号

崇元寺公園のトイレ掃除

こんにちは!株式会社琉球補聴器、代表取締役の森山賢(けん)です。賢さん通信第46号をお送りいたします。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、私たちは毎週水曜日の朝6時50分から7時15分の25分間、若手のメンバーが中心となって琉球補聴器本店のすぐ近くにある崇元寺公園の掃除をしています。もちろん、私も参加しています。

この崇元寺公園清掃は私が入社する前から行われていました。かれこれ20年以上になると思います。どうしてこれをしているかと言いますと、まず、本店の場所をお客様にご説明するときに「崇元寺石門向かいです」と名前を使わせていただいており、それに対する感謝の気持ちがあるというのがひとつ。次に、この地域で商売をさせていただいている身として、地域の皆様への感謝の意も込めてというのがひとつ。そして、掃除をすることはいろんな気づきの機会を得ることになるので、社員教育のためにということで崇元寺公園清掃を続けています。

崇元寺公園の各所を掃除しますが、担当箇所は挙手制で決めます。私は最後に残ったところを担当しています。崇元寺公園の公衆トイレもその箇所に入っていて、意外と人気でなかなか私に回ってこないのですが、回ってきたときはガッツポーズです。実は、私はトイレ掃除が好きなのです。

もちろん、昔からトイレ掃除が好きだったわけではありません。むしろその逆。学校の掃除当番でトイレに当たると、もうテンションが下がり、ホースで水をジャージャーかけて終了としてしまうくらい、まともにトイレ掃除をしたことがありませんでした。

それが琉球補聴器に入社し、そして、あのイエローハットの鍵山秀三郎さんの「掃除に学ぶ会」に参加するようになってから意識が変わりました。鍵山さんいわく「人間の心というのは目に見えない。目に見えないし触ることもできないから、取り出して洗うことができない。心を洗って磨くことはできない。ただ、トイレ掃除をすると心を取り出して洗うのと同じ効果がある。だから、トイレ掃除をすると心が磨かれる」とのこと。私はそれを聞いて本当にそうだと納得し、トイレ掃除は修行なのだと理解し、以来、前向きに取り組むようになりました。

また、トイレ掃除のやり方も学びました。簡単に説明しますと、よくある茶色の亀の子だわしに洗剤を少し付け、それを素手で持って隅々まで掃除します。どれくらい隅々かと言いますと、縁の裏側はもちろん、最後は水の中にも手を突っ込み、奥までゴシゴシと磨きます。これを実践しています。

今でも、最初の一歩(一手?)を踏み出すまで抵抗感はあり、躊躇してしまう自分がいるのですが、えいっ!と最初の一手を出すと、そこからは覚悟が決まって没頭していきます。汚いとか嫌だなという気持ちはどこかに吹き飛んでいます。そして、徹底的にやっていくと本当にきれいになるのです。それこそ、そこでごはんを食べてもいいと思えるくらいきれいになります。

そして、トイレ掃除をしたあとは本当に清々しく、心が磨かれていることが実感できます。また、やり切った自分を褒めると言いますか、自己承認ができます。もっと言うと、トイレの神様がいるかわかりませんが、運が良くなる感じがあるのです。これからも、トイレ掃除を通じて、自分の心を磨き続けたいと思います。


賢さんのがんばる企業紹介!⑱炭火焼 焼膳さん

こちらのコーナーでは私森山が応援したい企業さんをご紹介いたします。

那覇市牧志で玉城さんご夫婦がされている焼き鳥屋「炭火焼 焼膳」さん。ご主人が作る料理が美味しいのはもちろん、奥様の真理さんの接客が「もてなしたい」という気持ちで溢れていて本当に素晴らしいのです。ちなみに、私のおすすめ料理は「手作り魚餃子」です。席数に限りがあり、行かれる際のご予約は必須です!

■那覇市牧志1丁目16−10