私が難聴を自覚したのは、中学二、三年生の頃でした。
授業中先生の声が聞こえない、友人との会話にも積極的になれず、考え悩んでいました。また、耳鼻科も敬遠し、補聴器の存在は知っていたものの、恥ずかしいという理由から受け入れたくありませんでした。
その後、飲食店に就職し、お客様のオーダーをとる際、言葉が聞き取れずミスをするなど、困る事が多くなりました。そんな時、職場の方から小型で目立たない補聴器があると聞いて、それならと装用を決意しました。
実際、補聴器を装用したところ、これまで聞こえなかった音が聞こえることにビックリしました。その時、これが当たり前の音なのだと感じ、騒がしさというのは全くありませんでした。 今では仕事のミスも無く、職場や友人との間でも会話に入っていけるようになり、自信がつきました。
私は、現在は右耳のみ使用していますが、反対耳にも貸し出ししてもらい両耳装用を体験した結果、店の奥からの呼び出しが聞こえ、音も立体的で、会話も明瞭になり、左耳にも検討中です。 聞こえに不自由し悩んでおられる方々へ、アドバイスとして、自分が思っているほど周りは気づかないものです。積極的に装用してみてはいかがでしょうか?
まずは相談してみると良いでしょう。 |